チャンチン(香椿)

入試は記述の時代へ 言語能力は学力の基礎

中学生

作文国語

○ 作文講座

○ 国語講座

○ 受講案内

○ 合格実績

○ 交歓広場
  

英国だより(洋平くんの作文奮闘記) 「勇樹くんの作文みるみる上達記
作文ワールドV…社会科作文(2) 作文ワールドX…スポーツ作文(2)
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答案百花 高校入試の小論文ー私立編  −公立編
「文章の要約・実践教室」 「インタビューレポート」
「東日本大震災」の作文第1部  第2部・第3部

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作文打出の小づち
総もくじ
作文編  国語編  小論文編  閑 話


 作文講座

  3つのコースがあります。最初はAから始めるのがよいでしょう。

作文講座の概要
 コ ー ス A.記録文(生活文、紀行文)
  学校行事や地区活動、家族旅行などについての作文。

B.課題作文
  「山」「海」「月」「水」「道」等の課題についての作文。

C.高校入試の作文(推薦入試・一般入試)
  → こちら
 作業の基本 ・事実を正確に書く。
・事実と意見を書き分ける。
 指導方法 ○ 対話方式

 答案はEメールの添付ファイル、または、ファクスで送受します。郵便ででも行います。
 必要に応じて電話でアドバイスをします。

 生徒諸君は月に2〜4編を書きます。その間、必要に応じて書き直しを行います。

○ リアルタイムのリアル添削

 答案は到着後、原則3日以内に添削し、講評を付けて返送します。
 Eメールの添付ファイルでは「赤」の入った答案が鮮明なコピーで届きます。
 受講料等  こちら
 その他 「作文教育の理想と現実」→ こちら


 

「作文教育の理想と現実」

 中学においては授業時数の2〜3割(年間20〜30時間)を作文に充てることになっているが、ほとんど実行されていない。それは、教師の手が回らないためである。たまに、運動会や遠足などの行事の後に作文を課すこともあるようだが、中味の指導までは行われていない。

 そのせいか、生徒諸君は作文には関心をもたない。そもそも、英語や数学に比べて国語の勉強は二の次になっている。それは、英語や数学は次々と新しい事柄を学ばなければならないのに対し、国語は「何となく分かる」からであろう。
        
 この「何となく分かる」が、国語において「理解の上滑り」になっていると考えられる。のみならず、このことは全ての教科においても理解不足を招いている言える。それは、どの教科も授業は日本語で行われている、ということをもって足りよう。
 
 ところで、国語力とはいったいどういうものなのか。それは、簡単に言えば、「読み書きの力」である。厳密には、これに「聞く・話す力」を加えなければならない。

 かつて、これらのことは文部省の学習指導要領で、「読むこと」「書くこと」「聞くこと」「話すこと」の四つに分類されていた。それが四半世紀ほど前に、「読むこと」「聞くこと」は「理解」に、書くこと」「話すこと」は「表現」にまとめられた。

 現在は少し後戻りをして「A.話すこと・聞くこと」「B.書くこと」「C.読むこと」「言語事項」の4つになっているが、基本は「理解」と「表現」であることに変わりはない。

 「理解」とは端的には「読解」であり、「表現」とは「作文」である。 これらは、いわば車の両輪であり、表裏一体をなすものである。両者相補ってそれぞれは機能する。ところが、国語の授業では片手落ちとなっているのである。

 真の国語力をつけるためには、書くことをおろそかにしてはならない。かと言って、現状でこれを学校に要求するには無理がある。

 ところが、幸いなことに、入試では記述問題が増える傾向にある。それは、例えば開成高校の国語の入試問題から選択肢問題が消え、全問記述式になったことに見られる。
 都立高校でも、自校作成問題の出題校では50パーセントが記述問題になっている。

 入試がこうであれば、いきおい「書くこと」にも注意を向け、実践もしなければならない。
 ここに、ある父親からのメールがある。「作文に取り組んだお陰で、それまで苦手だった記述問題でむしろ得点するようになった」と言う。(全文はこちらの「交歓広場」の「あるお父さんからのメール」へ)。これを以って閑話を休題しよう。

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 国語講座
 
 国語力をつけるとなると、音読や読書などいろいろな要素が考えられますが、
ここでは「文章の要約」に焦点を合わせることにします。

国語講座の概要
 講座の内容 文章の要約

A.教科書の文章を用いる
B.一般的な文章を用いる 
 作業の手順  説明文、論説文を例として。
(小説や物語では、場面を段落と見なす)

 @ 本文を通読する。
  (長すぎる場合は意味段落ごとに区切る)
        ↓
 A 段落ごとに要点をまとめる。
  (50〜100字程度の一文で書き下す)
        ↓
 B 要点をつないで大意をまとめる。
  (小説、物語では「あらすじ」となる)
        ↓
 C 大意をもとに要旨をまとめる。
  (100字程度の一文で書き下す)

 「文章の要約・実戦教室」 
 作業の効果
 目に見える効果としては、まず、定期試験で得点の上がることが挙げられます。教科書の文章を用いれば、かなりの即効性があります。

 一般的に次の事柄が挙げられます。下段(○−2)は付随する事柄。

 @ 読解が的確になる。
 A 言語に習熟する。
 B 頭脳が緻密に働く。
 C 抽象能力が育つ。
 D 読み書きに抵抗がなくなる。
   …………………………………………
 @−2 他教科の理解が楽になる。
    (例えば数学の文章題)
 A−2 漢字を覚える。
     主語・述語等の文の基本が身につく。
 B−2 頭脳が活性化する。
 C−2 集中力がつく。
 D−2 勉強全般になじみやすくなる。

   …………………………………………

 ※ 長期の展望では入試、特に大学入試に役立ちます。(大学入試の小論文試験の出題の約8割は「文章の要約と論述」です)
 受講料等  →「受講案内」
 その他  「国語あれこれ」
 「Y君への手紙」
 「お勧め教材」(記述問題集)


「国語あれこれ」


 答えが見え見えと思われる問題で的を外す生徒がよくいる。そこで、例えば、物語の場面を絵に描かせてみると、遠くの山の麓を流れているはずの小川が家の近所を流れているなどする。なぜなのか。
 生徒諸君は「勝手に読んでいる」のである。

 「勝手に」というより、「まともに読んでいない」というほうがよいかもしれない。仮にまともに向かい合ったとしても、言葉の意味の分からないことが原因ともなって、「読み取りが上滑りしている」ことが多い。
 このことは一人二人に限らない。外す程度を考えれば、ほとんどの諸君に当てはまる。

 こんないきさつから、道場では要約の作業が国語の勉強の中心になった。

 作業の中心は「段落の要点のまとめ」である。効果はほぼここに表れる。したがって、当初は作業をこの段階にとどめておいてもよい。

 この作業には次のような効果が伴う。

 短くまとめようと言葉を操作しているうちには言葉になじむ。
 書けばその分、漢字も覚えられる。

 一定の字数内で端的に言い切ろうとすれば、頭脳が緻密にはたらく。
 
 抽象能力が養われる。

     ………………………………………………………………

 国語力の程度は、すらすら読めるかどうかが一つの目安になる。逆に、国語力をつけるには「すらすら読めるようにすること」が肝要となる。
 ここに、音読の必要性がクローズアップされる。

     ………………………………………………………………
 
 繰り返し読めば、難しい内容もやがては理解できる。『読書百遍、義自ずから通ず』

     ………………………………………………………………

 「出してみて初めて分かる自分の力!」

     ………………………………………………………………

                      (以上、未完)


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 Y君への手紙

これはY君が「文章の要約・実践教室」で作業を始めた頃に書き送ったものです。

 勉強の進め方について少し補足をしておきます。念のためです。

 学校の勉強で大事なのは予習をしていくことです。国語で最も基本となるのは次の二つです。
 @ 一とおり読んで、漢字をすべて読めるようにしておくこと。
 A 意味調べをしておくこと。
 この後に「あらすじ」や「あらまし」をまとめるという要約の作業がきます。
 国語の力をつける中心になるのが要約の作業ですが、その前にこれらの準備をしておけば内容を確実にとらえることができます。
 @ については、おうちのどなたかに読むのを聞いてもらって、漢字の読みは教えてもらってください。本当は漢和辞典を引くとよいのですが、一つ一つを調べるのは時間がかかるので、ここは能率を優先させましょう。このことはお母さんにお話ししてあるので、力になってくださるでしょう。
 A については、ノートづくりの見本を入れておきます。既にこのような作業が宿題になっているのなら、そのとおりにしてください。この作業は国語辞典を使って必ず自分でしてください。

 その先の勉強については、要約の作業を見ながら話していくことにします。
 疑問・質問があるときは、いつでも遠慮なく話してください。

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お勧め講座

◎ 中学国語「記述問題集」

 国語力をつけるための格好の教材があります。

問いには選択肢問題がなく、すべて記述を求めるつくりとなっています。
「入門編」のほか、Vol.1,2,3,まであります。
ここでは「入門編」と「Vol.1」の「目次」を紹介します。

両編ともA4判、各回4ページ計32ページ
入門編 Vol.1
第1回 指示語の内容をまとめる。

   付:同音異義語・同訓異字
説明的文章(1)
  @ 要点・要旨をまとめる。
  A 理由を探る。
第2回 キーワードを抜き出す。

   付:送りがな・かなづかい
文学的文章(1)
  @ 指示内容を当てる。
  A 登場人物の心情を探る。
第3回 キーセンテンスを抜き出す。

   付:誤文訂正(1)
説明的文章(2)
  @ 事実関係を把握する。
  A 大意をつかむ。
第4回 段落の要点をまとめる。

   付:副詞の呼応・修飾語の位置
文学的文章(2)
  @ 理由を探る。
  A 主題をとらえる。 
第5回 要点をまとめて、本文を要約する。

   付:適語補充・適語代替
説明的文章(3)
  @ 語句の意味を説明する。
  A 要旨・主題をとらえる。
第6回 要点を使って要旨をまとめる(1)

   付:誤文訂正(2)
文学的文章(3)
  @ 登場人物の心情を探る。
  A 短文を作る。 
第7回 要点を使って要旨をまとめる(2)

   付:敬語
韻文・古文
  @ 古文を解釈する。
  A 主題をとらえる。
第8回 総合問題 総合問題


 ○ 次のような効果が期待できます。

  @ 選択肢問題がないので、まぐれ当たりということがない。
  A 答えを言葉で書かなければならないので、読みが丁寧になる。
  B 繰り返し読む必要もあるので、文章に習熟する。
  C 過不足のない答えを求めて、思考力が養われる。
  D 言語操作によって、表現力も養われる。
  E 総じて、適切に書き切る快感が励みとなって読解力を高める。


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 受講案内
コース 1.作文
  A.記録文(生活文、紀行文)
  B.課題作文
  C.高校入試の作文
  ※ 「高校入試の作文」については、こちら

2.文章の要約
  A.教科書の文章を用いる
  B.一般的な文章を用いる
講座の方式  コースの選択をもとに、ご希望に沿ってプログラムを組みます。

 通信の場合、答案はファクス、郵便、またはEメールの添付ファイルで送受します。
 答案は到着後3日以内に添削し、講評を付けてお返しします。(Eメールの添付ファイルでは「赤」の入った添削答案が鮮明なコピーで届きます)。
受講料  中学1年生− 12,000円
    2年生− 13,000円
    3年生− 15.000円
    (1か月4回分、通信費とも)
 ◎ 入会金ー20,000円
  
※ 最初の1か月を「お試し期間」(有料)とすることもできます。その場合、入会金は継続の場合に次月分といっしょにお納めください。

※ この講座は「会員制」です。「高校入試の作文」には「回数制」もあります。こちらへ。

お問い
  合わせ
 電  話(042)325−0678
  (IP) 050−3030−6508
 ファクス(042)325−0987
 Eメール sakubun@dohjoh.com
お申し込み 下記の「申込書」をご利用ください。
電話やファクス、郵便でもお受けします。
通学案内 「月1回のスクーリングとファクスによる通信添削」などがあります。こちら


申 込 書

郵便番号
おところ
お名前
学年  男  女
希望分野
電話番号   ファクス番号
Eメール
メッセージがあればお書きください。(400字内)

※ 送信が不調の場合はEメールをご利用ください。
電話やファクスでもお受けします。こちらの「お問い合わせ」へ。

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 合格実績

高 校

(過去25年)
私 立 慶応義塾女子早稲田実業
立教新座明大付明治明大付中野
海城
中大附城北日大二
明法東京電機大付
東京純心女子、大妻中野
明星学苑西武文理、他
                      以上、計 1,000余名
国公立 (国立)筑波大付愛知教育大付

(都立)立川国立武蔵国分寺八王子東西、
国際
、北多摩武蔵野北小金井北調布北
東大和南府中清瀬小平小平南
東大和田無東村山、他、
                      以上、計1,000余名

(県立)
宮城第一女子、 兵庫県立芦屋秋田県立横手、他

 交歓広場

道場日記抄より

上に書き加えていきます。

 「作文と証明問題」
「ある入試選考」
「入試問題は記述の時代へ」
「定期試験対策」
「中学国語『記述問題集』」


Mar.18 '07 < 作文と証明問題 >

 「コーちゃ」は中学2年生。国語が苦手で、数学が得意というタイプである。ふだんは週1回作文の練習をしているが、春休みは「春期講習」で、数学の証明問題を集中してやってみようということになった。

 コーちゃは数学には天才的なひらめきがある。定期試験対策をしている折など、他の子が例えば方程式で行き詰まっているとき、「きみなら、どう解く?」と聞くと、たちどころにすらすらと書いて見せてくれる。立式の過程も分かりやすく話してくれる。

 先月、学年末試験対策でマルちゃんが平行四辺形の証明問題で困っていた。そこで、例によって、コーちゃに応援を頼んだのだが、いつものようにすらすらとはいかない。ようやくできたものは何とも読みにくい。三角形の合同から始めているのはよいが、合同条件の順序がはっきりしないため、「ゆえに」とはいかないのだ。

 天才肌であれば、学校では授業を聞かなくても、問題は解けるのだろう。そのために、教科書を読むこともなかったのかもしれない。教科書には美しい証明例が載っている。これにならって、合同条件を@、A、Bと書き並べれば、スムーズに「ゆえに」につながるのだが。

 そこで、教科書を開いて、コーちゃにもマルちゃんにも、特に@、A、Bをはっきりさせて書くよう指示したところ、コーちゃには納得できるものがあったようだ。「一度、春休みにこんな問題をたくさんやってみるか」と言ったところ、コーちゃは素直にうなずいた。

 コーちゃにこれを勧めたのには、もう一つわけがある。
 コーちゃは作文を書くとき、例えば「スキー」という題では、出発までのことを詳しく書きすぎて、なかなかスキーをしたことにたどりつかない。たどりついても、簡単に「楽しかった」で終わる。こんなことが多い。つまり、焦点が合わず、無駄が多いのである。

 もし、証明のように、必要なことを簡潔に書けるようになれば、作文も洗練されて、かつ、論理性も身につくのではないか。
 そんな期待をこめて、現在「春期講習」8日間の教材をそろえている。


Apr.28 '05 < ある入試選考 >

 新学期が始まってまもなく、うれしくも粛然とするファクスが届いた。Tくんのお父さんからだ。Tくんは国立大学の付属高校に通っており、今も作文を続けている。

     ……………………………………………………………………

 坂口先生
 今日は嬉しいご報告とお礼を述べさせていただきます。作文添削でめんどうをみていただいている息子ですが、おかげさまで高校に元気に通い始めました。入学試験を受けたときは内申点が悪かったので、合格は無理とあきらめかけていた学校です。それだけに通学の足取りも軽いのでしょう。友達もすぐにできそうだと嬉しそうです。

 先週末のこと、息子から思いがけない話を聞かされました。担任の先生から入学試験の結果について、生徒一人一人に面接して話をされたそうなのです。その合格のいきさつを聞いて驚きました。

 「通常なら不合格だが、国語の成績があまりによいので合格とした」というのです。
 入試の合否判定は内申点と筆記試験の得点とを総合的に判断して行われるのですが、息子は内申点が悪く、通常の平均点以下の成績しかありませんでした。しかも、中学3年生の夏に水泳のパンツを(たぶん、わざと)忘れて、ほとんど水泳の授業をさぼってしまったために、保健体育は5段階評価で「1」という、これまた最低の評価しかいただけなかったのです。このときほどわが息子を情けなく思ったことはありません。

 そんなわけですから、本当に不利を承知のチャレンジ受験だったのです。高校の先生の話では、やはり、通常なら内申の評定に「1」があるだけで、『足切り』して当然、不合格とするところだったとのこと。ところが、筆記試験(英数国の3科目)で、息子は、国語の点数が96点で、一般受験者中トップという驚異の成績だったというのです。しかも、漢字を2問間違えただけだそうです。

 それで、これほど試験の成績が優秀な生徒を落とすわけにはいかないと、『足切り』はされず合格となったというのです。また、筆記試験の結果と内申点とのあまりの差に多くの先生方がびっくりされたという話です。まったく信じられないような話ですが、どうやら本当みたいです。

 息子は、もともと中学のときのテストでも、国語はたまに好成績を出したものの、いつもそうだったわけではありません。読書は好きで、他の子より多く本を読んでいたと思いますけれども、これまで国語はずっと普通の成績でした。ところが、3年生の3学期、年明けに行われた中学で最後の実力テストで、国語で初めて90点以上とったのです。このときはまぐれかなとも思いましたが、本番でもこのような成績を残せたとなると、どうやら本物のようです。

 これは、坂口先生のもとでご指導を受けた作文経験のおかげだと思います。自分の考えをまとめ、表現するということはこれほど大きなことなのかと、驚嘆いたしました。本当にどうもありがとうございました。どうか、これからもご指導よろしくお願い申し上げます。

                     (2005.4.12)

     ……………………………………………………………………

 お父さんは、しかし、結果を手放しで喜んでいるのではない。その後のファクスには、Tくんが「1」をとったことについて、「いかに試験の成績がよかろうとも、それは帳消しにすることの出来ぬ汚点でしょう。愚息には、今回の結果だけに満足せず、行いをしかるべく反省するようにと戒めてあります」とある。

 成績の急激な上昇については、何かのきっかけで潜在能力が一気に現れたのであろう。あるいは、それまでの蓄積が噴出したとみるのがよいか。そのきっかけが作文であったとすれば、うれしいことだが、振り返ってみれば、思い当たるふしがないではない。
 
 推薦入試に備えた作文では、初めはぎくしゃくした文章であったが、書き慣れてきたころ、4回目あたりであったか、内容も構成もピタリと決まったことがあった。体操選手が空中で何回転かしたあとピタッと着地する、そんな感じであった。


Nov.18・21・25・30 / '04 < 入試問題は記述の時代へ >

 今週末から来週にかけて、中3生は期末試験を終える。道場ではその後すぐ、試験を終えた生徒から順に「冬期講習・80日間トライアル」に入る。都立入試の直前までの、およそ80日を視野に入れ、特訓が続く。
 国分寺高校を目指すSくんの中心課題は「記述問題」である。国分寺高校は都立であるが、入試では独自問題を課している。

 都立高校は、都知事が代わってから、様変わりした。学区にかかわりなく希望校を選べる他、かつての名門校で独自問題の出題が行われるようになった。4年前の日比谷に始まり、翌年の西、続いて新宿、戸山、国分寺、八王子東、そして、今春は立川、国立、青山、隅田川と、計10校で行われている。
 その特徴は問題量が多いことと、記述問題の占める割合が高いことである。

 国語では記述問題への配点が約50%となっている。選択肢問題が30%、漢字の読み書きが20%の割合である。数学でさえ、証明問題のほかに、問題を解くプロセスや途中の計算を書かせる問題が2〜3題ある。英語では英作文の比重が高い。

 Sくんは内申対策の合間に独自問題に取り組んできた。初めは倍くらいも時間がかかっていたが、次第に時間が短くなり、文章も整ってきた。期末テストが終われば勉強は入試一本に絞れるので、エネルギーを独自問題に注入できる。過去問を練習台に、量をこなしながらすっきりした文章が書けるよう、ともども努めるとしよう。

                                         (11/18) −つづく−

 記述問題といえば、私立の雄・開成高校ではここ2〜3年、選択肢問題が消えてきている。今春は漢字の読み書きを含め、100%記述問題になった。
 このような傾向を踏まえた「開成Jr模試」というのがある。セタガヤくんがこれに挑戦した。中2であるから、英語は散々であったが、数学はまずまず、国語はこれまでになく高得点をマークした。

 とはいえ、答案には丸はあまりなく、三角が多い。これは、おそらく読み飛ばしながら書いているためであろう。セタガヤくんは大手の塾に通ってもいる。そこは、とにかく宿題が多い。夏には全都道府県の入試問題が宿題に課されていた。このノルマをこなすには拾い読みでもして素っ飛ばすしかなかろう。荒っぽい。頭ががさつになりはしないか。

 セタガヤくんには「きちんと頭を働かせよう」とアドバイスしている。そうすると精読ということになるのだろうが、入試には時間制限があるから、速読も要する。このあたりの兼ね合いをどうするか。王道は、着実に読み取りながらスピードを上げる練習をするほかにはなかろう。
 これは、Sくんについても同じことが言える。読解に取り組むとき、各人は別室で一人ぼっちにさせられる。

                                         (11/21) −つづく−

 記述問題への流れの背景には何があるのだろうか。
 それは、第一に表現力や思考過程を見るためであるが、選択肢問題には「まぐれ」ということがあるためでもある。

 この傾向は中学入試においても見られる。

 東京都でも来春より中高一貫教育を始める。
                                         (11/25)  −つづく−

 既に、先陣の白鴎高校付属中学校と、それに続く3校では「適性検査」という名の入試問題の課題例を発表している。それらの解答は全て記述方式である。
 現在、スミダくんがこれらの課題例に取り組んでいる。入試は来年2月3日である。

 例題は「白鴎高校」のホームページの他、東京都のホームページの「東京都教育委員会」→「都立高校改革」〜「適性検査」、もしくは、「両国高校」→「6年制中高一貫教育」→「リンク」によって見られる。

                                         (11/30)


Oct.5 '03 < 定期試験対策 >

 中間試験の時期になった。近所の中学校では先週に終えたところもある。
 試験範囲と時間割は1週間から10日前に発表になるから、それをもとに一人一人のチェック問題の用意と出席日の調整を行う。

 この期間は「試験のある人優先」にしてあるので、時間帯を譲り合ってもらう。それでも、定員3人のところに5人を余儀なくされることがある。しかし、各人にはするべきことがたくさんあるので待たせることもなく、時間を延長することで対策は一人一人片づいていく。

 通信講座のほうでも試験対策を行っている。2学期になって受講生が増えたこともあり、このところは試験日と試験範囲の確認に忙しいが、ふだん、メールやファクスであれこれやり取りをしているので、互いの気心は知れてくる。対策といっても特別の配慮は要らない。いざとなれば電話という手もある。それにしても、ファクスは便利である。

 昨日の朝のこと、気がつくとファクスがこんもりと盛り上がっている。トヨナカくんからだ。9枚もある。彼は今月からの受講生で、「平家物語」に入っているということなので、原文と訳の書写を指示しておいた。「敦盛の最期」のくだりで、少し長めなので2〜3回に分けてもよいと言っておいたのだが、ずいぶん意欲があるものだ。字もていねいである。

 道場では、古文の場合、まず音読をし、次に原文を書き写す。B4・25字×24行の用紙の上段に原文を1行おきに、下段に訳を詰めて書く。この程度の作業をするだけでも、チェック問題の出来が違う。仮に学校での作業と重なる場合でも書かせるのだが、これを嫌がる生徒はいない。

…………………………………………………………

Sep.21 '03 < 中学国語『記述問題集』 >

 夜明けに目を覚ますと、かなり激しい雨音がする。昨日の朝から降り続いているが、台風15号の影響らしい。
 その雨をついて、セタガヤくんが現れた。土曜の午後が出席日なのだが、9月に入ってからは野球が忙しくなって、日曜の朝にしている。

 彼は中1で、夏休みに「記述問題集」の入門編を終えて、今はVol.1に入っている。かなり手応えがあるので、1問(1話)をじっくり読み、解くことにしている。うめき出せば、ヒントを小出しにする。うまく書き切れると、「やった!」と声が挙がる。合い間の質問には野球のことも交じる。
 時間が余ると、短文づくりをする。「主語・述語のある40字の一文」にも張り合いがあるようだ。


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ツツジ