丘の上のキャンパス

出 張 講 座

『就職試験の論作文・エントリーシートの書き方講座』

大学/短大/専門学校
○ はじめに
○ A 方 式
○ B 方 式

○ 講座風景
 答 案 例

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作文打出の小づち
もくじ

作文編  国語編  小論文編  閑話

 はじめに

    時々大学や専門学校に出向いて、小論文や作文の書き方講座を開いています。
    このところ、ほとんどの企業がエントリーシートの提出を求めているため、
講座名も 「就職試験の論作文・エントリーシートの書き方講座」と、
長くなっています。

    講座では、いわゆる講義一辺倒でなく、必ず答案練習を入れることにしています。
   いかに『奥義』や『極意』を説いても、
聞くだけでは「書き方」が身につかないだろうからです。
    学生諸君も、書くとなると姿勢が能動に転じて、張り合いを感じるようです。

    答案は1週間のうちに添削し、採点・評価もします。
そして、答案の中からいくつかを選んで、次の授業ではそれをもとに答案検討を行います。
一種のケーススタディーです。
仲間内の誰かの答案は、他のどんな資料にも勝る教材のようです。

    「私語がないねえ」「居眠りをする人もいない」とは、
授業に同席した学校関係者の感想ですが、
「呼べば応える」ふうな授業中の反応のよさには快い思いをしています。
   答案には力作やユニークなものがあることに心強い思いもしています。
    
    答案例は「こちらへ、どうぞ!


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 A方式

   概観型  全4回(2日)ー1回(1限)90分 答案練習ー2種類


テ ー マ テキスト
の章節
備 考 
(配布資料)




T

○ 出題の傾向と必修事項
○ エントリーシートの書き方
   ・必修三要素
第1章 1.課題一覧

2.例文(4例)
U

○ 合格答案の書き方
   ・小論文と作文
    「必勝のパターン」
◎ 答案練習
第2章

第3章
3.例文(2例)




T

○ 答案の検討

○ 表記の基準
第4章 4.前日の練習答案
  (6例)
5.表記に関する
 小テスト問題
  
U


○ 時事問題の扱い方
  (ディベートにも備えて)

第5章
6.例文(1例)

明星大学や嘉悦大学ではこの方式で行っています。

授業の様子などについては、こちら

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 B方式

   標準型  全8回ー1回90〜100分  答案練習4回

前 半 (40〜50分) 後 半 (50分)
○ 出題の傾向
  (エントリーシートの三要素)
◎ 答案練習(1)
   「○○○○と私」
○ 答案(1)の検討
   表記・表現(1)ー敬体・常体
○ 合格答案研究(1)
   評価の方法、評価の対象
○ 合格答案研究(2)
   段落構成−答案の原型
◎ 答案練習(2)
   「最も打ち込んだこと」
○ 答案(2)の検討
   表記・表現(2)−句読点
○ 合格答案研究(3)
   段落構成ー事実と意見
○ 合格答案研究(4)
   小論文と作文
◎ 答案練習(3)
   「私のセールスポイント」
○ 答案(3)の検討
   表記・表現(3)−主語・述語
   
○ 合格答案研究(5)
   説得力のある文章
○ 合格答案研究(6)
   好感のもてる文章
◎ 答案練習(4)
   「この会社に入ったら」
○ 答案(4)の検討
   表記・表現(4)−送りがな
○ 時事問題の扱い方


この方式は、エントリーシート対策と併せて、
正規の授業の一環として行う場合のものです。

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 講座風景

   「道場日記抄」より

Nov.23 '03

 「三千の俳句を閲(けみ)し柿二つ」− 正岡子規
 さぞ美味かったであろう。
机の前の仕事とはいえ、一句にまともに相対して三千ともなれば重労働である。
「あと100!」となるころには、柿の味が脳髄に浮かんだことだろう。

 「三百の答案閲し……」
 先々週の金曜日から先週の木曜日にかけては、月月火水木金金の体(てい)となった。
明星大学の「エントリーシート・論作文の書き方講座」の練習答案が予測の倍以上も提出されて、
散歩も昼寝も返上する羽目となってしまったのだ。

 とはいえ、これはうれしい悲鳴である。講座は400名を越す盛況であった。
この種の講座では話だけで済ます手もあるが、それでは「畳の上の水練」でしかなく、
書いてもらわないことには受講生との間にコミュニケーションも生まれない。

 この日の講座のポイントは、
『学生時代に打ち込んだこと』という課題の場合、「『サークル活動』では歓迎されない」ということである。
学生の本分としては、やはり勉学でなければならない。
これは、学生諸君には大いなる刺激となったようだ。

 授業の終わりに、自己の「長所」を1つ、200字程度で書いてもらった。
 答案は傑作揃いであった。10〜15分で、よくもこれだけの答案が書けるものだ。
Aランクの答案が4分の1にも上り、バラエティーにも富んでいる。

 翌週の授業では「練習答案の相互検討」となる。
見終えた答案の中から5〜6編を選んで検討に供する。
その段取りがついたのは日付が水曜日から木曜日に変わる頃であった。
閲した後は美酒となる。

 いずれ、繚乱百花の答案を紹介しよう。
「出張講座」のページがよいだろうか。あるいは、新規に「その2」を設けようか。


May 18 '03
 東京経済大学では新入生に対して「フレッシュマン セミナー」を設けている。
 そのセミナーに、昨年に続いてゲスト講師として招かれ、14日(水)に「書き方」の演習を行った。
その折に書いてもらった答案の添削が、思いのほか順調に進み、昨日は総評まで仕上げることができた。
返却のため、担当教授宛に今日郵送する。

 それにしても、入学早々ゼミナールに参加できるとはうらやましい。
その昔、わが大学ではゼミは3年次からで、
それも、履修できる人数は3分の1くらいであった。
1、2年次は、語学と体育が50〜60人のクラス単位で行われたものの、
講義は全て200〜400人収容の大教室で行われていたから、
学問の世界にいるという実感は極めて乏しいものであった。
このため、「五月病」にかかる者も少なからずいたようだ。

 「フレッシュマン セミナー」は「五月病」対策でもあろうが、
図書館の利用法をはじめ履修相談なども行って、
学園生活の展望を開く手助けのために設けられているようだ。
 ゲスト講師への注文は「書き方」だが、中味は任されている。
そこで、3年後にはしなければならない就職活動の観点から振り返ることにした。
次の資料(抜粋)を配布する。

          …………………………………………………………

 入社試験を受けるに当たっては、まず「エントリーシート」の提出を求められる。
これにはたいてい自分の過去・現在・未来、つまり、実績・性格・抱負を書くようになっている。

 @ 実績 − 例:「学生時代に打ち込んだこと」
          ※ サークル活動よりも学問研究のほうが歓迎される。

 A 性格 − 例:「『私』という人」
          ※ 自分の長所を3つ挙げ、それぞれを200字程度でまとめる。

 B 抱負 − 例:「この会社に入ったら」
          ※ 実績や特技、性格を踏まえて仕事に対する意欲を示す。

 今日はこのうち、Aについて一つ書いてみよう。

          …………………………………………………………

 フレッシュマンたち17人は、みんな一生懸命に書いてくれた。
添削がはかどったのは読んでいて張り合いがあったからだろう。
担当教授にはいい報告(総評)をすることができた。

Jan.23. '01
 朝、新聞を読んでいると、テレビ欄に林英哲という名のあるのが目に入った。
これは先日、氏のいい文章に出会って「交歓2」に紹介したばかりだったからであろう。
1チャンネルの「スタジオパーク」に出るということだが、
今日はその時間は嘉悦大で講座の打ち合わせをしているころである。
 ビデオをセットする。

 嘉悦女子短期大学は4月から「嘉悦大学」となる。
西武新宿線花小金井駅から学校への専用道路には男子の姿も見える。
去年には見られなかったことだ。新生大学は男子も受け入れる。
彼らはさっそく学校見学に訪れたのだろう。

 打ち合わせには、原案に明星大学案を加える。
入社試験に際してはその前にほとんどの会社でエントリーシートなる調書を求めている。
これは2〜3年前から男女雇用機会均等法の本格実施とともに始まった。
ようやく学生諸君にも、これは穏やかならぬものと実感されてきたのであろう。
講座に「エントリーシートの三要素」を加えることにする。日程は2月23日・3月2日と決まった。
明星大学では2月14日・21日と、これは去年から決まっている。

 大学の人気は就職率によって決まる。高校の人気が大学進学率で決まるのと同様である。
それというのも、上智大学が早慶と肩を並べるようになったのは、
当時の学長のヨーゼフ・ピタウさんが就職活動に精力を注いだからだという話を思い出したからだ。
 今年は、ソニーやホンダ、カシオやオムロンなどの話をしようか。
「みんな初めはベンチャーだった」と。
そういえば、トーメンにいる友人が「商社の本質はベンチャーだ。
今は原点・初心に返っている」と言っていたのも思い出す。

 さて、これから英哲さんのビデオを見ることにしよう。ベルリンフィルと共演するということだ。
さぞや、ビールがうまかろう。


Feb.22 '01
 昨日は気持ちよく明星大学の丘を下りた。

 『就職試験の論作文・エントリーシートの書き方講座』と、講座名が長くなったが、
エントリーシートについての話と練習を入れたのがよかったようだ。
今やエントリーシートは就職試験の第一関門であり、大学生には必須条件になっている。

 先週の授業では、記入上の必修三要素として「実績・長所・抱負」を挙げ、
このうちの「長所」について一例を具体的に挙げ、200字程度で書く練習を行った。
「具体」ということがピンとこない諸君もいたようだが、
過半はイメージの浮かびやすい体験を裏付けとしていた。
これで、自己の長所を三つほども挙げ、かつ、実績・抱負とともに整理しておけば、
己に自信が付くのみならず、ミスマッチをしないで済むことにもなろう。

 帰りがけに、「『具体的に』という意味がよく分かりました」と声をかけてくる学生がいた。
大学生の書くものは、とかく理屈に流れて読みにくいものだが、
「具体」が一番の「説得の論理」であることに感付いてくれたようだ。
 長い坂道を下りながら、ふと、ホームページで『出張講座』の紹介をしようと思った。
今回は、講座のメインの小論文・作文に優れた答案が多かったことでもある。

 明日は、嘉悦大だ。ここでの講座が終わったら、そのホームページづくりに取りかかるとしよう。
あと一週間、もう一度200枚余りの答案と格闘しなければならないが、
授業中の学生諸君とのコミュニケーションを思えば、それは楽しい格闘となる。


Mar.1 '01
 嘉悦大の答案150枚の評価・採点を終えた。
「○○○○と私」という題で、丸の中に、受けたい会社、就きたい業種、
気に入った商品・製品の名を任意に入れてよいことにしてあるから、
答案はバラエティーに富んでいる。これをもとに、授業の脚本もできた。
5日の学生諸君の反応が楽しみである。

 エントリーシート用の練習答案も100枚ほど提出されている。
あと3日のうちに、これも見ておかなければならない。
明星大でも話したことだが、今やエントリーシートは、就職の扉を開くカギとなっている。
練習答案の提出は任意としたのだが、枚数の多さは関心の高さをうかがわせる。
見終わったら、これについても授業の脚本を作るとしよう。


Jan.31 '02
 大学に出講していると、いろいろな場面に出くわす。
 明星大学では、丘の上のキャンパスからの眺めが素晴らしい。一山がキャンパスになっている。
モノレールの駅を降りると、丘の上までは100メートルはあるだろうか、
時計台が日に輝いている、あそこまで登るのはしんどいだろうな、と一瞬思う。
歩き出すと、しかし、石段の左にエスカレーターがついている。
その上には屋根もある。雨が降っても傘は要らない。

 冬には晴天の彼方に大きな富士山が見える。それもよいが、新学期のころがまたよい。
桜が葉桜に変わると、キャンパスが新緑に包まれていく。
「職員にとっても、いい職場ですよ」(就職課:吉田課長)
 都心のビルの中の大学に比べれば、ここはやはり別天地である。空気がさわやかなのだ。

 嘉悦大学にも、駅から専用道路がついている。
校舎は「小金井カントリー倶楽部」の芝生を前庭にして、木立に囲まれている。
桜が美しい。満開のころには近隣の人も加わって、全学「花の宴」となる。
 それはともかく、この大学にはユニークな講座がある。題して「内定者講座」という。

周知のとおり、現在は就職試験が卒業の1年余り前から始まり、
たいていの学生には春から初夏の間に内定が出される。
このため、多くの学生には「たるみ」が出てしまいかねない。
そこで、嘉悦大ではこの講座を7月から半年間に渡って実施している。
 
 (この講座の)中身は職場のマナー、会社や仕事に対する基本姿勢などのほか、
講演やビジネス検定などだ。
「商品にたとえれば、”予約商品”の鮮度を維持・向上し、”品質保証”をするということです。
おかげさまで内定企業の評価も高く、両者の信頼関係も深まっています」(青野センター長)
『リクルート「キャリアガイダンス」』より

 明星大学 − http://www.meisei-u.ac.jp/
 嘉悦大学 − http://www.kaetsu.ac.jp/
 

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 答案例

小論文・作文編 エントリーシート編
・ 「サッカーボールと私」
・ 「インテリアと私」
・ 「クリップと私」
・ 「航空業界と私」
・ 「お茶くみと私」
・ 「おつまみと私」
・ 「根気がある」
・ 「行動力がある」
・ 「柔軟性がある」
・ 「持続力がある」
・ 「明朗快活」
・ 「健康」
 課題 − 「○○○○と私」

 ○○○○の中に、受けたい会社、就きたい業種、気に入った商品名を任意に入れる。

 字数ー800字程度、時間ー50分
 課題 − 「私の長所」

 自分の長所を三つほど挙げ、そのうちの一つを客観的に描いて小見出しをつける。

 字数ー200字程度、時間ー10分

   ○ 小論文・作文編

     アディダスサッカーボールと私

 スパイクがなくてもサッカーはできる。ユニフォーム
がなくてもサッカーはできる。しかし、ボールがなくて
はサッカーは始まらない。中学、高校、そして、現在
もサッカーを続けている私は、これまでに様々なサッ
カーボールを蹴ってきた。デザインが気に入ったも
の、安価なもの、好きなメーカーのもの、中には、あ
まりにも蹴りづらく、そのボールを使って練習をして
いたら足首を痛めてしまったものもある。
 中学時代にサッカーを始めた私にとって、ボール
選びというものは、それほど重要なものではなかっ
た。ボールなんてどれも一緒、そう思い込んでいた
私は、なるべく安いボールを買っては使っていた。
ボールを選ぶ以前に技術を磨くことのほうが先決だ
ったからである。高校生になり、多少の技術もつい
てきたので、試しに高価なサッカーボールを買って
みた。ところが、このボールは、今まで使ってきたも
のに比べて、何とも蹴りやすい。言葉に言い表すの
は難しいが、ボールを蹴るそのインパクトの瞬間に、
言い知れぬ心地よさが足に伝わってくるのである。
今まで使ってきたボールではこういった感触を得る
ことはなかった。ボールによってこんなにも「蹴り味」
が違うものなのかと思った。そのボールはアディダ
ス社製のものだった。私はしばらくの間そのボール
を使っていたが、あまりにも過度に使用していたた
めに、ある日突然蹴った瞬間にパンクをしてしまっ
た。仕方なく新しいアディダス社のボールを買いに
行ったところ、さらに高価な新作モデルが売ってい
た。それを購入し、さっそく蹴ってみたところ、以前
のものをしのぐ柔らかな感触が足に伝わってきた。
それ以来、私はそのボールを使い続けている。
 アディダス社の製品はおそらく何度も何度も、気
が遠くなるくらいの実験を繰り返し、使う人が心地
よく使えるものを開発しているのであろう。

                     (M大:K.S.)


























← ある日突然、蹴った瞬間

← 新作モデルが出ていた。



← アディダス社はおそらく


     インテリアと私

 一人暮らしをするために家具を見る機会が多かっ
た私は、家具や雑貨などのインテリアに関するもの
に興味をもつようになった。友人と買い物に出かけて
も、服より雑貨を見ているほうが楽しいのだ。可愛い
はしをそろえたり、カーテンとベッドカバーの色が同
系色になるようにしたり、トイレのスリッパと便座カバ
ーをおそろいの模様で統一したりと、自分の部屋を
飾っている。
 百貨店やスーパーなどに行くと、雑貨・家具を扱う
店が増えていることに気付く。それらはイタリア風、
東南アジア風、アメリカ風と様々で、おしゃれである。
しかも、タンス、クローゼット、ダイニングテーブルか
ら、お風呂場の洗面器、トイレのブラシ、台所のお玉
などに至るまでありとあらゆる物がある。今はこたつ
やちゃぶ台がリバイバルで、若者たちの間で人気が
ある。テレビや冷蔵庫も、その機能だけでなく、デザ
インが問われるようになってきている。
 インテリアというと、タンスやソファなどの大きな家
具を思い浮かべがちだが、石けんケースやはし置き
などの小さな物、シーツに畳など、様々生活に関わっ
ているものがインテリアなのではないだろうか、と私
は考える。自分の生活を過ごしやすくしたくて自分の
好みの物を周囲に置いている。それによって、自分
だけのパーソナルスペースを作っているのだ。好きな
物に囲まれることによって、落ち着いた気分になり、
ストレス解消にもなる。
 インテリアは私の生活になくてはならないものにな
っている。これからも私は自分の気に入った物を集
め続けたいと思っている。そして、だれの好みにも
合う物をたくさん集めたインテリア店で働きたいと思
っている。
                    (M大:R.S.)



← ……多かった。私は




← …したりと、楽しみながら自分の部屋を




← …お玉に至るまで、ありとあらゆる







← …したくて、私は自分の 





← …集め続けたい。そして、


     クリップと私

 文具の中でクリップは小さなものである。これを、
私はよく使う。資料やメモなど、はさめるものであれ
ば何にでも使う。紙のばらつきを防ぎ、必要に応じ
て分類することもできる。クリップさえあれば、机の
上を整理することもできるし、同じ積むということで
あっても、クリップで分けられていれば、きれいに見
えることもある。そのせいもあってか、私はクリップ
を使って資料を整理・分類することが好きである。
 資料の分類を考えると、様々な道具が思い浮か
ぶ。ファイル、ホチキス、ケースなど、利用できるも
のはいろいろある。その中でも、クリップは最も使い
やすい道具であると私は思う。そのわけは、クリップ
は簡単に取り付けられ、簡単に取り外すことができ
るからである。ほかの道具は簡単に取り付けられる
かもしれないが、例えば、バインダーは取り外すの
に手間がかかる。また、ホチキスは、資料に傷をつ
けてしまう。これに対して、クリップにはそのような
欠点がなく、それが逆に大きな利点になっていると
私は考える。一度分類した資料を、いったんばらし
て再び分けなおすとき、クリップはその利点によって
大きな働きをする。それは私に爽快さを感じさせて
くれ、大きな喜びともなる。
 クリップは針金を曲げただけの簡単な構造のもの
である。しかも、小さい。しかし、便利である。時に
は価値ある大きな仕事をし、喜びも与えてくれる。
そのため、この小さなものは、今や私の生活には
なくてはならないものになっている。私には偉大で
さえある。クリップを眺めて、つくづく思う。なりは小
さくても大きな仕事のできる、そんな役立つ人物に
私はなりたい、と。
                     (M大:Y.H.)








← きれいに見える。




















※ 「クリップを眺めて……」で改行する。

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      航空業界と私

 私は、祖母が北海道に住んでいる為、幼いころか
ら飛行機を利用することが多かった。毎年夏休みに
なると、羽田空港から飛行機に乗る。幼いながらも
空港で働くグランドホステスに憧れをもって育った。
その頃は漠然とした夢だったが、高校に入ってから
その夢を実現したいと思うようになった。そのきっか
けは個人面談である。将来どんな仕事がしたいのか
と聞かれたとき、何も考えていなかったので答えら
れなかった。家に帰っていろいろ考えてみたが、分
からない。そんな時、高校の修学旅行があった。そ
の時に見たグランドホステスの姿が印象的だった。
それまでは単なる憧れだったが、私はこういう仕事
がしてみたいという思いに変わった。
 先日、航空会社のサービス業研修に参加した。実
際に現場で働くグランドホステスの姿を見ることがで
きたのはもちろんのこと、客室乗務員の訓練風景や
打ち合わせ風景など、現場に出る前の様子を見るこ
とができたのはとてもよかった。そして、現役の社員
の方の話を聞くことができ、その話は、さらに航空業
界を志望したくなる内容だった。その他に、関連業界
の見学というのもあった。それまでは、航空業界とい
うと、客室乗務員やグランドホステスなどの表に出る
仕事にこだわっていたが、表に出る人たちが仕事が
できるように、陰で支えている人たちがいることを知
った。
 サービス業研修を通じて、グランドホステス業務以
外にも興味をもつことができた。航空業界といっても、
いろいろな企業があり、いろいろな仕事があることを
知るきっかけになったと思う。そして、これから自分が
何をしたいのかを考えるきっかけにもなった。現在、
航空業界への就職はきびしいと言われているが、で
きる限りの努力をし、一歩ずつ近づいていければいい
と思う。だから、今の学べる時間を大切に過ごしてい
きたいと思う。
                    (K大:M.U.)


← 住んでいるため、
















← …ができた。そして、
← …の話も聞くことができた。それによって、いっそう航空業界を志望したくなった。


     お茶くみと私

 私にとって「お茶くみ」とは、家に来客があったとき、
両親に頼まれたとき、あるいは、自分が飲みたいとき
にする日常的雑用の一つだ。
 日常的雑用という言い方をすると、テレビドラマの中
で数人のOLが、毎日の決まった仕事として、何人分
かのお茶を入れて運んでいる姿が思い浮かぶ。いっ
たい、「お茶くみ」とは何か。ごく普通の日常の仕事な
のだろうか。
 初めに述べたように、来客にお茶をいれることが私
には度々ある。ある時、「このお茶おいしいけど、娘さ
んが入れてくれたのかな。いい子に育ったのね」と言
われて、母は上機嫌になっていた。たった一杯のお
茶がもとで、場の雰囲気がこんなにもなごんで、喜び
まで感じるなんて、「お茶くみ」とは、単なる日常的雑
用とは言えないのではないか。
 一つの会社に置き換えてみたら、取引先からの来
客があったとき、おいしいお茶を出したら、「おたくに
は、おいしいお茶を出してくれる、やさしい社員いるの
ですね」と言われるかもしれない。そうすると、その場
の雰囲気がなごみ、今後のことを考えれば、相手の
会社とのよい付き合いにつながるのではないだろう
か。
 男女雇用機会均等法などにも見られるように、近年
は女性が男性と同じように職場で力を発揮できるよう
になってきた。その一方では「お茶くみ」=「女性の仕
事」という考え方に不満をもつ女性が増えてきている。
その考えは分かるような気がする。しかし、「お茶くみ」
によって、こんなふうに周囲や会社の役に立てるので
あれば、「お茶くみ」は単なる日常的雑用ではない。
立派な業務の一つである。
 私は社会へ出たら、「お茶くみ」を大切な業務の一つ
ととらえ、ささやかであっても、社内のよい雰囲気づく
りと会社の成長の役に立ちたいと思っている。
                     (K大:M.G.)















← …感じるとなると、






← つながることが期待できる。


     おつまみと私

 おつまみといえば、お酒やビールを飲みながら、
ちょこちょこと食べる、いってみればおかずである。
わが家ではよく父が仕事から帰ってきて、テレビを
見ながらや家族と会話を楽しみながら、お酒を飲み
おつまみをつまんでいる。そんなとき、私はそのお
つまみを、横からつまみ食いする。夕飯をしっかり
食べているにもかかわらず、ちょうど父が帰宅する
頃にはお腹がすいてくるのだ。
 ところで、仕事をしてくる父親には特別サービスと
でもいうかのように、夕飯の時には食卓に並ぶこと
のなかった、とても美味しそうなおつまみが数々出
てくる。冷蔵庫のどこに隠してあったのかと思うほど
である。大根おろしとあえてあるしらす、菜の花のか
らしあえ、もずくやなまこ、サーモン、ハム、……。ど
れもそんなに高級なものではないが、なんとも美味
しそうに見えてくる。そんなおつまみをつまみ食いす
るのが楽しみな時間となっている。外食をして帰った
ばかりでも、父のおつまみには、やはり手が出る。
 私はまだお酒を飲めない歳だが、いろいろなおつ
まみを口にしているので、普通の女の子が気持ち悪
がって食べないようなグロテスクなものの味を知って
いる。なまこや白子や肝などに、最初は好奇心から
挑戦してみるのだが、結局はその美味しさにはまっ
てしまう。その様子を見ている父は、将来、私といっ
しょにお酒を飲むのが楽しみなのだそうだ。私はお
つまみが好きだから、お酒が絶対に強くなるぞと言
っている。おつまみはお酒には欠かせないものであ
る。
                   (K大:M.H.)





← 見ながら、また、家族と













※ 最後の一文で改行して、「おつまみがおいしければ、お酒がうまくなるだろうし、場の雰囲気も楽しくなるだろう。お酒が飲めるようになったら、私は飲みながらおつまみの研究をし、その方面の仕事をしたいと思っている」とでも付け加えたい。

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  ○ エントリーシート編

     根気がある

 幼い頃から細かい作業が好きだった。保育所でちぎり絵をしたとき、色紙を米粒ほどに小さくちぎり、きれいに貼って仕上げた。小学校で風景画を描いたときは、木の葉の色を一枚一枚変えた。中学校で自画像を描いたときは、朝まで鏡と画用紙を見つめ、髪の毛を一本一本、細筆で生えているように重ねていった。とても自然に仕上がった。このようにして仕上がった絵を見て、親も友達も半ばあきれたように、「よくそんな根気があるね」と言う。
             (M大:Y.K.)
      行動力がある

 中学・高校の時、私はフェンシング部に所属していました。練習は週3日、3、4時間程度と、運動部にしてはすくないほうでした。私はその点で不満だったので、学校での部活を終えた後、スポーツセンターへ行き、生涯活動としてフェンシングをしている人や大学生と練習をしました。部活が終わった後、いつも大きな荷物を背負ってスポーツセンターへ出かけていく私を見て、部活の仲間や顧問の先生は「行動力がある」と言っていました。

            (M大:Y.K.)
     柔軟性がある

 私はコンビニエンスストアで1年半、アルバイトをしています。3か月前、後輩のアルバイトの指導を任されました。同じ内容を指導するといっても、教える相手によって、指導方法が違ってきます。仕事の内容はレジの操作、宅急便の受注、品出しなどですが、仕事の覚えが早いと感じた人には一通りの説明をするだけで、あとは自分でどれだけできるかを試します。覚えがよくない人には、仕事の手順を紙に書かせて、その日のうちに覚えさせます。このような指導方法を見て、店長は「柔軟性をもって物事を考えている」と評価してくれています。
            (M大:S.S.)
     持続力がある 

 私は小学校三年から高校二年までの8年間、書道を習っていました。友達に誘われて書道教室に入ったのがきっかけでした。最初は字が下手で、書くのがとても嫌いでした。何度もやめようと思ったことがありました。しかし、日を重ねるにつれて、確実に上達しているのが実感できるようになってきました。学校の書道の授業でも先生に「上手だね」と言われるようになって、自信がついてきました。その頃、一つのことを続けていれば、いずれは報われるということを知りました。それからは、何事にも、一度手をつけたら、あきらめないで取り組むようにしています。
           (K大:M.N.)
     明朗快活

 小学校、中学校、高校の通信簿を振り返ってみると、必ず書かれている一言がある。それは、「明朗快活」という言葉だ。小学校のころの私は「明朗快活」という言葉の意味がよく分かっていなかった。中学1年の時、担任の先生にその意味を聞いたら、「あなたのように、明るくて、ハキハキしてて、見ていて快く感じる人に対して使う言葉よ」と教えてくれた。それ以来、「明朗快活」という」言葉を私の最大のウリの一つにしている。
           (K大:M.G.)
     健康

 私は中学校と高校で皆勤賞をもらった。今も、一度も遅刻、欠席をしないで大学に通っている。私は特別に体力があるほうではない。こんな私のことを、父は「『無事、これ名馬』ってところかな」という。
           (K大:R.K.)

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噴水(東京・井の頭公園)