ヒヨドリ




「光る文章」講座

高校推薦入試の作文

1.「私の長所」(長所の描き方)
2.「中学校生活で得たもの」
3.「高校に入ってからしたいこと」
4.「地球環境と私」

◎ グラフの読み方

○ 推薦入試の三要素

○ +α(書き方関連の豆知識)
   @ 算用数字と漢数字
   A 字数制限
   B 「お母さん」と「母」
   C 送りがな

 模擬問題過去問が非公表の場合

「光る文章」というのは「説得力のある文章」「好感のもてる文章」のことです。

原石が玉と輝く様をご覧ください。


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「東日本大震災」の作文・第1部  第2部・第3部

作文打出の小づち
総もくじ
作文編  国語編  小論文編  閑 話

 推薦入試の三要素

 ここに掲載した4つの例文は同一人のもので、このうち、
1〜3は自身の過去(2)、現在(1)、未来(3)について書いたものです。
3つを合わせると、当人の人と形(なり)がおおよそ浮かんできます。
ですから、履歴書のようなものといえます。文章による履歴書です。

 これら3つのことは、試験にはでなくても、面接で聞かれることがらです。
したがって、必須の課題として、つまり、推薦入試の3要素として、
文章でしっかり整理しておく必要があります。
 4は時事問題の書き方例です。

 +α(プラスアルファ…書き方関連の雑記)

 このページでは、作品1つについて、次のように構成しています。
 「はじめの作文と添削例・諸注意」「講評」「書き直した作文」から成り、
おまけとして「+α(書き方関連の雑記)」が付いています。
書き方の参考になれば幸いです。

 講評には受験の目安のために評点をつけてあります。


1.「私の長所」(長所の描き方)

はじめの作文 添削例・諸注意
 私の長所は、相手の立場に立って考えようと

することだと思う。人を傷つけることが嫌いな

ので、自分が何かを言ったことで相手が傷つか

ないか、考えている。

 もう一つは、私は長女で下に妹と弟がいる。

親が二人とも仕事の時は、二人の面倒を見て、

昼食や夕食を作ったりする。作るメニューはた

いてい決まっているが、カレーライスはお母さ

んを越すほどの味だ。みんなもおいしいと言っ

てくれる。家族も私を頼ってくれるので、期待

に答えようと私もがんばる。

 最後は、負けず嫌いだということだ。これは

最近人に言われて初めて気づいた。言われてみ

ると確かに、勉強でも部活でも人よりできない

とものすごくくやしくなる。この性格のおかげ

なのか、小さい頃から習っていた水泳は九年間

、ピアノは十年間続いた。ピアノは今でも習っ

ていて、校内の合唱コンクールでは伴奏をした

。このことが、私の一つの自信にもなっている

と思う。

          (以上、約400字)
← 私の長所は三つあると思う。一つは、相手の立場に立って考えようとすることだ。
※1.三つの長所の文の形(文末)を整える。


← 二つ目は、妹や弟の面倒をよくみることだ。


※2.「たり」は、「……夕食を作ったり、〜したりする」という形で使う。
← カレーライスは母を超すほどの腕前だ。

← 期待に応えようとがんばっている。


← 三つ目は、負けず嫌いだと……
← 言われてみると、確かに勉強でも……



※3.文の加除と字数調整について、「講評」参照。

講  評
 一、内容と構成

     三つの長所はそれぞれにとてもよい。
具体的に書かれているので、分かりやすく好感ももてる。
これをすっきり並べてみよう(添削例・注記参照)。

     構成は、最初と最後を一行一段落の、
計五段落で考えてみよう。
     この場合、制限字数(400字)との関係では
終わりの二つの文を削除して、
代わりに、まとめの一文を入れるとよいか。
気持ちに即して考えてみよう。


 二、表記と表現

     ※1の三つの長所の文末の形、
※2の「たり」の使い方、
その他、添削例参照。


 三、評点

   ランクーB  得点ー80


書き直した作文 −−

 私の長所は三つあると思う。

 一つは、相手の立場に立ってものごとを考

えようとすることだ。人を傷つけることが嫌

いなので、自分が何かを言ったことで相手が

傷つかないか、考えている。

 二つ目は、妹と弟の面倒をよくみることだ。

親が二人とも仕事の時は、昼食や夕食を作っ

たり、洗濯物をたたんだりする。作るメニュ

ーはたいてい決まっているが、カレーライス

は母を超すほどの腕前だ。みんなもおいしい

と言ってくれる。家族も私を頼ってくれるの

で、期待に応えようとがんばっている。

 三つ目は、負けず嫌いだということだ。こ

れは最近人に言われて初めて気がついた。言

われてみると、確かに勉強でも部活でも人よ

りできないとものすごくくやしくなる。この

性格のおかげなのか、小さい頃から習ってい

た水泳は九年間、ピアノは十年間続いた。

 この三つが、私の生活の張り合いとなり、

自信にもなっている。

         (以上、約400字)


+α(書き方に関連の豆知識・Q&A)

@ 算用数字と漢数字


   Q:数字は漢数字で書くのがよいのですか、
算用数字がよいのですか。

   A:今日の答案で考えてみましょう。     

     「一つ」「二つ」「三つ」というのが出ています。これは、
    もとの答案が縦書きなので、漢数字で表記しているわけですが、
    横書きの場合は「1つ」「2つ」「3つ」と、算用数字で表記するほうが
    見やすいでしょう。

     「二人」「九年間」「十年間」についても同様です。
横書きの場合は「2人」「9年間」「10年間」と書くほうが
見やすくなります。

     また、例えば、「一九九五年」「二〇〇二年」などの場合、
    縦書きには漢数字がふさわしく、
横書きには「1995年」「2002年」と、算用数字のほうが
見やすくなります。

     では、縦書きの場合は漢数字で書き、
横書きの場合は算用数字で書くのが正しいのかというと、
そうではありません。
     結論を言えば、どちらで書いてもかまわないのです。
横書きで「一つ」「二つ」「三つ」と書いても、
必ずしも不自然さは感じないものと思います。

     ただし、どっちで書いてもいいとは言っても、
「2人3脚」、「1日千秋」などと書いてはいけません。
熟語として使い慣らされているものは「二人三脚」「一日千秋」と、
漢数字を使って書く必要があります。

     この点に気をつければ、どっちが読み手に分かりやすいか、
    効果があるかを考えて使い分ければよいのです。

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2.中学校生活で得たもの

はじめの作文 添削例・諸注意
 私は中学校に入ってから、友達も入るから

という簡単な理由で、バドミントン部に入っ

た。一番最初は、私も合わせて十三人入部し

たが、一年後の二年生になった時には、約半

分の七人になっていた。私の入部した理由と

もなった友達もやめていた。二年生の夏休み

ごろには、先輩が引退し、私は副部長になっ

た。そのころからダブルスで組む友達との関

係と、副部長としての意識で悩むことが多く

なった。友達との関係というのは、試合の中

で私はパートナーがミスをした時は声をかけ

はげましていた。しかし、私がミスをした時

は彼女の気げんがだんだん悪くなり、最後に

は声をかけてくれなくなったのだ。ダブルス

というのは、お互いの信頼関係が一番大切な

のに、私たちはその関係がくずれていた。そ

して納得のいかない試合が続いた。私はミス

をするのが恐くなり、おもいっきり打つこと

ができなかった。しかし、顧問の先生がそれ

に気づき、私達に話し合いの時間をもうけて

くれた。そこで分かったことは、彼女には家

のいろいろな事情があり、それを私にぶつけ

てしまったことだった。どうして彼女が私に

ぶつけてくるのか。彼女から話を聞くまで気

づいてあげられなかったこと、彼女の気持ち

を分かってあげられなかったことが、自分に

くやしかった。

 それからというもの、私達はお互いの気持

ちを考えるようになり、最後の中総体では納

得のいく試合ができた。そして今では、たく

さんいる友達の中でもただ一人の親友だ。部

活に入ってから、つらいことや悩むこともい

っぱいあったが、その分学ぶことがたくさん

あり、大切な親友もできた。

          (以上、約700字)  
← 私は中学校に入ってから、バドミントン部に入った。友達も入るからという簡単な理由でだった。




← 私の入部したきっかけともなった……




※ 「そのころから」で改行する。
← 副部長としての立場で悩む……




← 励まして

← ……機嫌がだんだん……
← ……くれなくなった。







← ……怖くなり、思いっきり……
※ 「しかし」で改行し、かつ、「しかし」を「幸い」に変える。
← 時間を設けて……


← ……があり、不満を私にぶつけていたことだった。
← どうして……くるのか、彼女から話を聞いて初めて分かった。彼女の気持ちを分かってあげられなかったことが悔やまれた。




※ 「それからというもの」以下を前の行につないで、最後の一文を一段落にする。


講  評

  一、内容と構成

          部活での体験が順序よく具体的に書かれているので、分かりやすい。
悩みが解決される過程にはドラマのような感じもある。
     このため、結びの一文にはじゅうぶん納得できるものがある。
むしろ、その内容が課題にぴたりと合っているのは見事といってよい。

     それゆえに、構成の上で、この一文を独立させたい。
これによって、前段の事実と後段の感想とが互いに鮮明となる。

     ただし、このままでは前段がふくらみすぎて読みにくい感じがあるので、
これ(意味段落)を三つの形式段落に分けたい。
注記(※印のところ)参照。


   二、表記と表現

     習った漢字は使うこと(励ます、機嫌、設ける等)。
     表現の重複を避けること(一段落目、末尾の「……あげられなかったこと)。


   三、評点

     ランクーA  得点ー85


書き直した作文 −−
 私は中学校に入って、バドミントン部に入

った。友達も入るからという簡単な理由でだっ

た。一番最初は、私も合わせて十三人入部した

が、一年後の二年生になった時には、約半分の

七人になっていた。私の入部したきっかけとも

なった友達もやめていた。二年生の夏休みごろ

には、先輩が引退し、私は副部長になった。

 そのころからダブルスで組む友達との関係

と、副部長としての立場で悩むことが多くな

った。友達との関係というのは、試合の中で

私はパートナーがミスをした時は声をかけ励

ましていた。しかし、私がミスをした時は彼

女の機嫌がだんだん悪くなり、最後には声を

かけてくれなくなった。ダブルスというのは、

お互いの信頼関係が一番大切なのに、私たち

はその関係が崩れていた。そして、納得のい

かない試合が続いた。私はミスをするのが怖

くなり、思いっきり打つことができなくなっ

た。

 幸い、顧問の先生がそれに気づいて、私達

に話し合いの時間を設けてくださった。そこ

で分かったことは、彼女には家のいろいろな

事情があり、その不満を私にぶつけていたこ

とだった。どうして彼女が私にぶつけてくる

のか、彼女から話を聞いて初めて分かった。

彼女の気持ちを分かってあげられなかったこ

とが自分に悔しかった。それからというもの、

私達はお互いの気持ちを考えるようになり、

最後の中総体では納得のいく試合ができた。

そして今では、たくさんいる友達の中でもた

だ一人の親友といってもよいくらいの仲だ。

 部活に入ってから、つらいことや悩むこと

もいっぱいあったが、その分学ぶこともたく

さんあり、大切な親友もできた。

          (以上、約700字) 


+α(書き方関連の豆知識・Q&A)
   A 字数制限

     Q: 字数制限がある場合、どのくらい書けばよいのでしょうか。
また、字数がオーバーすると、どうなるのでしょうか。


     A: 「9割は書くこと」というのが、一般的な基準です。
それより少ないと、
「5文字に付き1点」というふうに減点されます。

        減点基準は、制限字数によって、また、     
100点満点か30点満点か等によって
異なります。

        字数をオーバーすると、
減点されるケースと0点になるケースとがあります。
        減点の仕方は字数不足の場合と同じですが、
1字でもオーバーすると0点という厳しいものもあります。

        かつて、東京都立高校の一般入試で
国語の中に課題作文(240〜300字)があったころのこと。
       「マル(句点)がはみ出すのはかまわないが、
文字はダメ。即座に0点にする」と、
採点に当たった先生が語っていたものでした。

        なお、入学試験や公務員試験では、
かなり厳しい採点基準がありますが、
一般企業の入社試験では、
字数はおおよその目安であって、要は中身、
というところが多いようです。
 

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3.「高校に入ってからしたいこと

はじめの作文 添削例・諸注意
 私が高校に入ってしたいことは、まず第一

に部活です。私が入りたい部活は、ダンス部

です。

 私は、中学校一年生の時に、音楽を聞き、

それに合わせて自分でおどりを考えておどる

楽しさを覚えました。

 最初は、ただ手の振り付けを考え、足はリ

ズムをとって足ぶみをしているだけでした。

でも、足を動かしたほうがもっと楽しく、か

っこ良く見えるのではないかと思い、一緒に

おどりの練習をしていた友人に、足もつけた

ほうが良いのではないかという提案を出しま

した。さっそく、次の日に、足の振り付けも

考えることにしました。私はその時からずっ

と、高校に入ったら絶対ダンス部に入ろうと

思っていました。ダンス部に入ったら、先輩

においていかれないように、一生懸命頑張り

たいです。そして、体育祭で、私の頑張って

いる姿を見てもらいたいと思いました。

 他に、私がしたいことは、勉強です。私は、

大学に行きたいと思っているので、どの教科

も頑張りたいです。

 特に、社会や数学が苦手なので、頑張りた

いです。社会は覚えることがほとんどなので、

一日一日復習をしていこうと思います。中学

校の時は、テストまえにだけ勉強をして、何

度も失敗したことがありました。なので、二

度とこのような失敗をしないためにも、普段

から復習をしていこうと思いました。数学は、

わからなかったらあきらめて、簡単な問題を

やり、難かしい問題からにげていました。こ

れからは、難かしい問題にも、自分から挑戦

し、苦手と言っていた数学を、得意な教科に

するために、わからない問題もすぐ答えを見

てしまわず、日々努力して、頑張っていこう

と思いました。

 勉強と部活を両立して、頑張っていきたい

です。

          (以上、約750字)
← ……したいことは、まず部活で、次に勉強です。
※「私が入りたいのはダンス部です」とし、ここで改行して、次の段落と合わせる。












← ……友人にそのことを提案しました。





← 私はその時、……入ろうと思いました。


※「ダンス部に入ったら……」の文は、今思っていることなので、ここには交ぜないで、入れるなら抱負として後ろにまとめる。


← 次に、勉強について。私は大学に行きたいと思っているので、それを目標に勉強しようと思います。

← ……苦手なので、この二つを克服しようと思います。

※「中学校の時は……」以下の二文を、2行前の「特に」の前に出し、「特に」以下の二文をこれにつなぐ。
← ……失敗したことがありました。だから、
← 普段から予習・復習をしていこうと思います。数学は、難しい問題から逃げて簡単な問題ばかりやっていました。




← 苦手な数学を得意な……、……しまわず、考えて解く練習を我慢してやろうと思います。




← ……両立させて頑張っていこうと思います。


講  評

   一、内容と構成

     前半のダンスの話、特に、振り付けの話がおもしろい。
その様子が具体的に書かれているので、
ダンス部に入りたい気持ちがじゅうぶん納得できる。

     これに対し、後半の勉強の話は的確さに欠ける。
話の順序に乱れもある。

     「したいことが二つある」ので、構成の上では
最初にそのことを明示しておいたほうがよい。
     ただし、ダンスの話がユニークなので、
これ一つで通してもよい。
     
     ※ なお、作文の話とは直接関係ないが、
予習・復習について、
どちらがよいかといえば、社会科などの文系科目は
予習に重点を置くのがよい。


   二、表記と表現

     構成上の問題でもあるが、
事実と意見を分けて書くことを心がけよう。
第三段落の10〜12行目の文のように、
出来事(事実)を述べているところに抱負の類をはさまないように。
(※印のところを参照)

     その他、「提案を出す」(第三段落6行目)の「提」と「出」のように、
同じような意味の語を重ねないよう注意しよう。


   三、評点

      ランク−C  得点−65

  


書き直した作文 −−

 私が高校に入ってしたいことは、第一に部

活で、次に勉強です。

 私が入りたいのはダンス部です。私は中学

校一年生の時に、音楽に合わせて自分で踊り

を考えて踊る楽しさを覚えました。

 最初は、ただ手の振り付けを考え、足はリ

ズムをとって足ぶみをしているだけでした。

でも、足を動かしたほうがもっと楽しく、か

っこよく見えるのではないかと思い、一緒に

練習をしていた友人にそのことを提案しまし

た。さっそく次の日に、足の振り付けも考え

ることにしました。私はその時からずっと、

高校に入ったら絶対ダンス部に入ろう、そし

て、体育祭で私の頑張っている姿を見てもら

いたいと思いました。

 次に、勉強について。私は、大学に行きた

いと思っているので、それを目標に勉強しよ

うと思います。

 中学校の時は、テスト前に勉強するだけだ

ったので、何度も失敗しました。だから、二

度とこのような失敗をしないためにも、普段

から予習・復習をしていこうと思いました。

特に、社会と数学が苦手なので、この二つを

克服するのが目標です。社会は、先に教科書

を読んで語句の意味を調べ、授業中に要点を

覚えてしまおうと思います。数学は、難しい

問題から逃げて簡単な問題ばかりをやってい

ましたが、これからは、難しい問題にも挑戦

し、苦手な数学を得意な科目にするために、

分からない問題でも、すぐに答えを見るよう

なことはしないで、考えて解く練習を我慢し

てやろうと思います。

 勉強と部活を両立させて、頑張っていこう

と思っています。

          (以上、約700字)  
 


+α(書き方関連の豆知識・Q&A)

   B 「お父さん」と「父」、「お母さん」と「母」

   Q:中学生になったんだから、
「お父さん」「お母さん」などと甘ったれた言葉を使わずに
「父」「母」と書けと言われたので、そうしていますが、
「私の父」「私たちの母」はいいとしても、
「あなたの父」や「太郎君の母」という呼び方は何となく変な感じです。
これでもいいのでしょうか。

   A:「〜さん」という呼び方には敬意が含まれていますから、
話の相手の父親は「あなたのお父さん」と呼ぶべきで、
話題になっている人の母親も「太郎君のお母さん」
というふうに呼ぶのが普通です。
     「兄」や「姉」、「祖父」や「祖母」、「伯父、叔父」や「伯母、伯母」
についても同様です。

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4.「地球環境と私」

はじめの作文 添削例・諸注意
  最近地球環境の危機という言葉をよく耳

にします。地球温暖化、地球の砂漠化という

ことを目の当たりにしている私達がやらなけ

ればならないことは沢山あると思います。そ

の中で今すぐにでも始められることはゴミ問

題のことだと思います。

 ある本で、東京のゴミ焼却場一つにつき、

一年間で運ばれてくるゴミの量は約八十万立

方メートルにもなるということを読みました。

私はそれを読んだとき、想像もできない数字

にとても驚きました。けれど、私もそのゴミ

を出している一人なので、少しでも一日に出

すゴミを減らすように心がけました。そして

まず、私の部屋から出るゴミの量を減らすよ

うにと思いながら生活をしました。そうした

ら、いつもは一週間くらいで一杯になるゴミ

箱が二週間くらいもちました。ただそれだけ

でも、環境保護に貢献したようで、うれしく

なりました。

 今東京の二十三区の社会法人の企業ではゴ

ミを出すのにお金がかかるようになったよう

ですが、本当にそれでゴミは減るのでしょう

か。多少減るとしても、ゴミは必ず出るもの

なのだから、大幅に減るということはないと

思います。

 私は、地球人類一人一人がこの地球を守ろ

うという気持ちをもてば、ゴミだってみんな

のちょっとした心がけでかなり減ると思いま

す。そして、いつかゴミ問題で悩むことのな

い世界になって欲しいと思っています。

          (以上、約600字) 


← 私達は地球の温暖化や砂漠化という危機に直面しているのです。私達が取り組まなければならない問題はたくさんあります。
← その中ですぐにでも取り組めるのは、私にはゴミの問題です。




※1.ゴミの量を大きな建物などの容量に換算して表してみよう。



← ……驚きました。と同時に、私も……


← ……減らすようにしようと思いました。
← そこで、まず私の……減らすことを心がけました。









※2.ここには紙と森林資源の話を入れて結論につなぐ。


講  評

   一、内容と構成

     公害問題への関心がなかなか高いようだ。
     本も読み、自分にできることを探して、
それを実行に移しているのは称賛に値する。
評価の高さはこの実行力に対してである。

     自分が減らしているゴミは、主に紙であろうから、
    ※2に注記しておいたように、
第三段落の内容を紙と森林資源の問題に換えて
結論につないでみよう。


   二、表記と表現

     内容とも関連するが、※1に注記しておいたように、
    ゴミの量を何か大きな建物の容量との比較によって
表してみよう。


   三、評点

     ○ ランクーB  得点ー80


書き直した作文 −−
 最近、地球環境の危機という言葉をよく耳

にします。私達は地球の温暖化や砂漠化とい

う危機に直面しているのです。私達が取り組

まなければならない問題はたくさんあります。

その中ですぐにでも取り組めるのは、私には

ゴミの問題です。

 ある本によると、東京のゴミ焼却場一つに

つき、一年間で運ばれてくるゴミの量は、東

京ドームの約半分になるそうです。焼却場一

か所でドームの半分の量になるのだから、東

京のゴミを全部集めたら、どのくらいの量に

なるのだろうと思いました。想像もできない

量に驚くとともに、私もそのゴミを出してい

る一人なので、少しでもゴミを減らそうと思

いました。そこで、まず私の部屋から出るゴ

ミの量を減らすことを心がけました。そうし

たら、いつもは一週間くらいで一杯になるゴ

ミ箱が二週間くらいもちました。ただそれだ

けでも、環境保護に貢献したようで、うれし

くなりました。

 ゴミを減らすことにより、ゴミの大半を占

めている紙の節約になり、紙の生産量を減ら

すことができます。そうなると、木の伐採も

減り、地球の砂漠化を少しでも食い止めるこ

とができると思います。

 私は、地球人類一人一人がこの地球を守ろ

うという気持ちをもてば、地球の温暖化や砂

漠化を防げると思います。私は大人になって

も、乗用車をもたないようにしようと思って

います。

          (以上、約600字)


+α(書き方関連の豆知識・Q&A)

   C 送りがな
     
     これは、パソコンでは勝手に変換してくれますから
気にすることはありませんが、
実際に書くときには迷ったり困ったりするでしょう。

     ちょっとテストをしてみましょう。
     次の「 」内の語を漢字で書き、送りがなをつけてください。

     @ 体を「あたためる」
     A 「はずかしい」   

     @を「暖ためる」、Aを「恥しい」としませんでしたか。
    正解は、@は「暖める」、Aは「恥ずかしい」です。
     これは、
@の場合、同じ意味の系統に「暖まる」や「暖かい」があり、
共通部分が「あたた〜」だからです。
Aの場合は同様に「恥じる」があり、
共通部分は「は〜」だからです。

     送りがなについては、
おおよそこれを目安にするとよいでしょう。


     ここでは、動詞について基準を示しておきます。

     ◎  「自動詞、他動詞の語尾変化するところから送る」

      (例)
              自動詞:「顔色が変わる」という場合の「変わる」
       他動詞:「顔色を変える」という場合の「変える」

     このように、「○○が〜」「○○を〜」と言ってみると
    語尾変化するところをつかむことができ、
送りがなを間違えることはありません。

       「会が終わる」 ⇔ 「会を終える」
       「葉が落ちる」 ⇔ 「葉を落とす」
       「姿が現れる」 ⇔ 「姿を現す」  
       「靴が脱げる」 ⇔ 「靴を脱ぐ」  
       「客が泊まる」 ⇔ 「客を泊める」
        ……………  …  ……………

  

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◎ 模擬問題過去問が非公表の場合

例えば、成城学園高校や日本女子大付属高、早稲田実業では
入試問題は公表されていません。説明会で概要の説明があるだけです。
早稲田実業では先輩からの情報が頼りです。

そのような場合、概要をもとに模擬問題を作成します。
そっくりというわけにはいきませんが、
「当たらずといえども遠からず」でしょう。

演習では、これらに類例問題を援用し、予想問題で仕上げをします。

このようにして、成城学園にはSKさん、MOさん、日本女子大附にはCMさん
早稲田実業にはYKくん、DOくん、KTくんがが合格を果たしています。


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バラ